上司の大半

関係持ってる

昼間は真面目なOLさ

ドキドキするのは

親父の方だけ

彼女は敬語で

あいさつさ、

エレベーターで

ばったり、

逢ったとしても

何もなかったように

移動する光りを

ただ見つめている。

一回り以上違う

小娘の事

考えだしたら

夜も眠れない

突然

寿退社が決まった

資料を読んだら

さらに仰天

秋田の山奥、

養鶏営む、

三十後半、

ニ代目だってさ

私は私と

キャリアをきどって

結局、

売れ残るだろうと

思っていたのは

大間違い

彼女こそ

KING OF

POSITIVE WOMAN

くだらねえ

噂話しから

逃げたわけじゃない

あれから半年

近況報告、

写真の入った

手紙が彼女から

麦わら帽子に、

卵とニワトリ

両手にかかえるその姿は

楽しそうだね

金さえあれば

それだけで

幸せなのだろうか？

ソルボンヌをでて、

田舎暮らしする生き方

悪くないよね彼女こそ、

KING OF

POSITIVE WOMAN

個性の薄れた今時に

珍しい花